私は新卒から11年東京で会社員をした後、フリーランスもどきを3年経て、再び会社員として再就職をしています。保育園児1人をワンオペで育てており、仕事と育児の両立にずいぶん悩んできました。会社員とフリーランスにはそれぞれ違った魅力があります。安定の会社員と自由のフリーランス、どっちも正反対で、どっちも良い部分がありますよね。ただ、1つ私はフリーランスに関して勘違いをしていたことがありました。それは休みやすさについてです。意外にもフリーランスの方が休みにくいと分かったことについて、詳しく解説していきます。
フリーランスの欠勤は信用を損ねる死活問題
私は子どもに喘息があり、体調不良でしばしば通院や保育園を休む必要が出ることがあります。
私は会社員時代、お休みすることに気まずさを感じて肩身が狭いと思っていました。
周りの人に負担をかけるし、申し訳ない気持ちが強くありました。
この点について、もし自分がフリーランスとして働けたなら、完全に悩みは解消されると思い込んでいました。
フリーランスであれば時間の調整は自分でできるし、休暇の調整も仕事量の調整もすべて自分次第だと安易に考えていました。
しかし実際に会社を退職しフリーランスに挑戦したところ、そんな甘い世界ではないことを思い知りました。
フリーランスで自分を採用している人がいる場合、相手にとっては子持ちだとかそんなことは何の関係もないですよね。他に休まず働ける人がいればそっちの方がいいし、欠勤者の代打を用意することも考えにくいです。
また在宅フリーランスであれば子どもの横にいながらガンガンプロジェクトを進められるはずという価値観も存在すると思います。一緒に働く人が独身の若い人が多い場合はとくに、子ども起因の欠勤は肩身を狭く感じる可能性があります。
仕方ないことで理解を得ることはできるかもしれませんが、自分の看板や信用力で戦っていくフリーランスの特性上、自分の信用を傷付ける感覚に陥ります。
会社員の場合、欠勤しても会社の看板を傷付けることはなく、毎月のお給料だって聞くまでもなく保証されています。その点、フリーランスの欠勤は気まずいを超えて、死活問題であると感じました。
会社員は「休む」と言えば完全フリーで過ごせる
子どもの体調起因の欠勤の場合、保育園に預けられなくても家で隣で遊ばせながら仕事をできると思われがちです。しかし実際にきちんと進められる人がどれほどいるでしょうか。
コロナ禍で浮き彫りになった話題かと思いますが、それでもフリーランスの身で、在宅看護中に仕事は一切できませんと宣言するのはなかなかに勇気のいることです。
その点会社員であれば有給宣言さえすれば、堂々と休むことができます。
結局、世間のオンタイムに合わせる方がスムーズ
フリーランスが仕事に取り組む時間帯は自分次第なのですが、やはり子育て中な人の場合、子どもが保育園や学校へ行っている間に集中して進めたいものです。
朝も子どもに合わせてそれなりに早いし、夜中まで延々とやるガッツがある人は限られるでしょう。
それを考えた場合、結局世間のオンタイムである9-18時前後でキッカリ働いていくというのが最適解だったりするということを感じてしまいました。
子どもの寝かしつけをしたあと、夜な夜な仕事を進めるというのは、意外と長続きさせるのは体力のない私にはハードルが高く、ここで終わり!と決められている会社員の方が気が楽でした。
もちろん残業てんこ盛りハードワーク会社員の方もいるので一概には言えませんが、残業ほぼなしで働いている会社勤めの方の場合、フリーランスだから時間の調整がラクとは限らないと思いました。
クライアントのいるフリーランスと完全個人プレイフリーランス
私はフリーランスには2種類あることを分かっておらず、すべてを混同していました。
▼フリーランスには下記2種類が存在します。
①自分を採用している人や取引先のあるフリーランス
②完全個人プレイフリーランス
①は動画編集者やコンサル
②はせどりやYouTubeやInstagramなどの発信業
小さい子どものいる人にとって働きやすいのは圧倒的に、②の個人プレイフリーランスだと私は思っています。
仕事の量も頻度もタイミングもすべて自分1人で決定し、いつでもコントロール可能です。
しかし②の完全個人プレイフリーランスに憧れつつも成果が出るまでに時間がかかることが多く、
①のクライアントの存在するフリーランスの方が、採用されてしまえば仕事がそれなりにあり、報酬が発生するのが早いのが特徴としてあります。
私は②の個人プレイフリーランスに憧れつつも上手くいかず、最終的に①としてフリーランス一年生としての歩みを進めていました。
まとめ
お休みに関していえば、会社員の方に部があると私は思います。
気まずいけれど、しっかり休めるのは安心ですよね。
ただ、だからフリーランスには反対で、会社員一択とはまったく考えていません。
100ゼロでどちらかに決める必要はないのです。
私は現在会社員としてフルタイムで働きつつも、また機会をみて副業という形でもフリーランスに再チャレンジしていきたいと考えています。今度は②の完全個人プレイフリーランスを目指しています。
会社員は定年すれば全員強制退場なわけです。
その時を迎える前に、もし自分事業を小さくでも持てていればいいなと思うからです。
細く長く働くのが私の理想です。
プライベートも楽しみながら心地よくお仕事できる未来を目指し、日々改善と挑戦を繰り返していきます。
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